WindowsをLinuxっぽく使いたい #1 キー操作編


僕主観でWindowsをもっと便利に使う方法をここにまとめます。タイトルにはLinuxっぽくって書きましたが、LinuxっぽさとMacっぽさ両方混ざってます。
僕は小学生から高1まではWindowsしか使ってこなかったのですが、高2の時にMacを使い始めてから、すっかりMacがメイン機になってしまいました。

メイン使いのMacを触るときの頭と手の使い方をWindowsにも適用できれば楽だなと思って色々工夫したカスタマイズをここで紹介します。
Linuxっぽい要素もあります。

内容が長くなりそうなので、いくつかに記事を分割します。最初はキー操作編です。
カスタマイズしている内容としては、以下の6つです。

  1. 装飾キーの位置変更 (CapsLockにさようなら)

  2. 無変換/変換 キーを 英数/かな キーに

  3. Start + HをBackSpaceとして使う

  4. Ctrl + Start + H, J, K, Lを矢印キーとして使う

  5. Start + J, K, L, ; で ひらがな カタカナ alphabet に一括変換できるようにする

  6. Start + A でカーソルを行頭に Start + E で行末に移動する

これらを実現するために、ChgKeyとGoogle日本語入力とAutoHotKeyというソフトを使っています。ソフトウェアごとの設定がどうなっているのが、紹介していきます。


ChgKey

ChgKeyでは「1、装飾キーの位置変更 (CapsLockにさようなら)」の設定をしています。

Before



















After












Altの位置にCtrl
Startの位置にAlt
CapsLockの位置にStart

を割り当てています。これは、Macのキー配置を意識した配置変更です。僕は接続先をMacかWindowsに切り替えて使えるBluetoothキーボードを使っているので、Macを普段遣いにしてる僕にとって、ショートカットキーの操作はミスが多発するポイントです。
Macだと英数(無変換)キーのすぐ左隣にWindowsでいうCtrlキーと同じように使えるCommandキーが位置しているため、Commandキーを押す癖がついてると、Windowsを操作しているときは間違えてAltキーを押してしまいます。一番左端のCtrlキーまで小指を伸ばすクセなどついていないわけです。

僕が使っているキーボードの印字です。↓















Apple純正のキーボードでは、WindowsPCについている標準的なキーボードでいうCapsLockの位置にControlキーがあり、Ctrlキーの位置にCapsLockキーがあります。

これが何気に便利で、Aキーのすぐ左隣にControlキーがあると、ショートカット操作をするときにすごく押しやすいです。こんな押しやすい位置に、普段全く使うことのないCapsLockキーがあるのは許せないので、CapsLockには消え去ってもらって、代わりにStartキーを割り当てています。

なぜCtrlキーではなくStartキーかというと、装飾キーを複数組み合わせて使うキーバインドを考えた結果そうなったという具合です。


Google日本語入力

Google日本語入力では、「2、無変換/変換 キーを 英数/かな キーに」の設定をしています。





↑Google日本語入力のプロパティを開いて、「キー設定の選択」の編集ボタンを押します。
すると、以下のような画面が出てくるので、Henkan と Muhenkanのキーに対してそれぞれ、「ひらがなに入力切り替え」と「IMEを無効化」を設定します。

変換前入力中、入力文字なし、直接入力の3つの状態に対して、同じように設定します。

















AutoHotkey

AutoHotkeyでは、

  1. Start + HをBackSpaceとして使う

  2. Ctrl + Start + H, J, K, Lを矢印キーとして使う

  3. Start + J, K, L, ; で ひらがな カタカナ alphabet に一括変換できるようにする

  4. Start + A でカーソルを行頭に Start + E で行末に移動する

 

の設定をしています。
それぞれのショートカット設定の由来は以下の通りです。↓

・Start + H:Macのキー操作
・Ctrl + Start + HJKL:Vimのカーソル移動
・Start + J, K, L, ; :Macのキー操作
・Start + A, E:Macのキー操作(元を辿るとEmacsとかいうエディタのショートカットキーらしい?です。)

これらの設定は、AutoHotkeyをPCにインストールして、.ahkという拡張子のファイルに以下の設定を記述して、exeにコンパイルすることで使用できます。


私は、AutoHotkeyのv2.0を使用しているので、v1.1(deprecated)を使用している場合と、コードの書き方が多少異なるかもしれません。
そこら辺はお調べください。

コンパイルしたexeファイルを実行中の間のみ、自作のキー設定が有効になるので、startupにフォルダにエイリアスを入れておくと便利だと思います。

windowsのスタートアップフォルダは、Start + Rキー(ファイル名を指定して実行)にshell:startup と入力すると、素早く開けます。


次回は...

次回は、Windowsのコマンドプロンプトで、Linuxのコマンド名を使えるようにしたり、Start + Rの「ファイル名を指定して実行」を駆使して、あらゆるソフトウェアの起動やディレクトリを開く作業を高速化するといった内容を紹介したいと思います。お楽しみに!


それでは、快適なキー操作ライフを!!

参考




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